餅を喉に詰まらせないための予防策と、詰まった時の対処

 毎年正月になると、餅を喉に詰まらせて亡くなる方が後を絶ちません。東京消防庁の発表によれば、2013年に餅などを詰まらせて救急搬送された人は115人。2008~2013年の5年間の月別救急搬送数をまとめた結果でも、1月が227人で全体(586人)の4割を占めており、そのうち41人(7%)が死亡しています。

 年齢別に見ると、9割は65歳以上の高齢者。高齢者の場合、咀嚼力が弱くなっている上に唾液の量も減っているため、餅などを粘着性が高いまま飲み込んでしまい喉に詰まるのです。その次に多いのが5歳未満の乳幼児となっています。

 今回は、喉に詰まらせないための予防策と、詰まった時の対処方法をまとめてみました。

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餅を喉に詰まらせないための予防策

 まず年齢に関係なく必要な予防策として
 

一口大に切る

 餅は当然そうですが、それ以外の食べ物でも、大きなまま出さず一口大に切りましょう。
 

水分と一緒に

 乾いたままだと粘着性が高いので、湿らせましょう。汁物に入れたり、大根おろしなどに絡めるのも手です。また、食べる前は水分をとって喉をしめらせておくと良いでしょう。
 

話ながら食べない

 餅などの粘着性の高い食べ物を食べる時は特にそうですが、喋りながら食べないことです。また、周囲も話しかけないよう注意しましょう。
 

驚かせない

 食事中に脅かせるような事してはいけません。

 次に乳幼児に必要な予防策が以下の通り。

・車や飛行機の中では食べさせない
・寝ながら、歩きながら、遊びながら、ものを食べさせない
・テレビを見ながら食事させない
・無理やり食べさせない

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餅が喉に詰まった場合の対処法

 それでも詰まってしまったら。成人の場合、まず正常に呼吸できているかを確認。食べ物が食道に詰まってしまった場合などは、水で飲み込めるかどうかを試してみましょう。声を出すことが出来ず、頷くのが精一杯な状態であれば窒息と判断して救急車を呼びましょう。

 救急車が来るまでの間、意識があれば、動画にあるハイムリック法(腹部突き上げ法)背部叩打法で異物の除去を試して下さい。

 ただし、妊婦は流産の恐れがあるので、ハイムリック法を行ってはいけません。また、対象者に意識がない場合、胃から逆流したものが気道に入る可能性があるので、同じくハイムリック法は行わないように。

 次に1歳未満の場合、意識があれば背部叩打法を行います。内臓を損傷する可能性があるので、ハイムリック法(腹部突き上げ法)を行ってはいけません。代わりに胸部突き上げ法を使います。
 1歳以上であれば、背部叩打法と、成人と同じ手順でハイムリック法(腹部突き上げ法)を行います。この場合も、意識が無い時はハイムリック法は行いません。
 このほか、のどに詰まった物が口の中に見えても、口の奥だった場合、かえって異物を押し込みかねないので、無理にのどの奥に指等をを突っ込まないようにしましょう。

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