恵方巻の食べ方、由来と具材の意味

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 最近すっかり全国区となった「恵方巻」、毎年節分の時期にはスーパーやコンビニで売り出され、恵方に向かって食べる人も多いでしょう。

 

恵方巻の食べ方

 1.まず、七福神にあやかり7種類の具が入った太巻きを、縁を切らないように包丁を入れずに一本用意。
 2.次に恵方を向く(恵方とは、その年の幸福を司る歳徳神(としとくじん:年神様の別称)のいる方角のことで、その年によって違います。2015年の恵方は「西南西やや西」です)。
 3.願い事をしながら、途中言葉を発しないように、一本食べきる。

 と言う物。しかしこの習慣、ほんの20年前まで、全国的には全く知られていませんでした。一体どんな由来があり、いつ頃何をきっかけにして全国に広まったのでしょう?。

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恵方巻の由来

 由来には諸説ありますが、大正初期、大阪の花街で節分の時期に遊女や芸者がお新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって食べ、縁起を担いだのが起源とされています。
 この大阪の花街で遊女や芸者限定の習慣を、商売に利用したのが地元のお寿司屋さん。現存する最古の資料として、昭和7(1932)年に「大阪鮓商組合後援会」が発刊したチラシが残っています。内容は

 「節分の日に丸かぶり、この流行は古くから花柳界に持て囃されていました。

 ~中略~

 これは節分の日に限るもので、その年の恵方を向いて無言で一本の巻寿司を丸かぶりすれば其年は幸運に恵まれるということであります。

 ~中略~

 一家揃って試食を願い本年の幸運を取り逃がさぬようお勧め申します。」

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 となっています。これが戦中戦後、暫く廃れていたのですが、1949年(昭和24年)に大阪鮓商協同組合の理事会で復活させようという話になります。2月は客足が落ちるので、販売促進のイベントが欲しかったわけです。
 宣伝の甲斐あってか、大阪では徐々に広まり、デパートでも「2月3日 幸運巻き寿司売り出し」と宣伝販売されるようになります。

 大きな転機となったのは1983年(昭和58年)、ファミリーマートが大阪府と兵庫県で恵方巻の発売を始めた事でした。1989年には広島のセブンイレブンが販売を開始、翌年より販売エリアが広がり、1998年には全国エリアで販売するようになり、遂に恵方巻は全国区のイベントとなります。
 また、恵方巻と言う名称を最初に使ったのはセブンイレブンで、それ以前は「節分の巻き寿司」「幸運巻き寿司」「丸かぶり寿司」などと呼ばれていました。

 

恵方巻の具材の意味

 恵方巻では商売繁盛と無病息災を願い、七福神に因んで7種類の具材を使います。しかし、具材について特に決まりはなく、7種類あればそれで良いようです。

 その他、キュウリを青鬼、ニンジンや桜でんぶ(おぼろ)やしょうがを赤鬼に見立てて「鬼を食べて」鬼退治するという説や、太巻きを鬼の金棒に見立てて鬼退治ととらえる説もあります。
 いずれにしても、具材につては厳密に決まっているわけではありません。元々がお寿司屋さんの販売促進イベント、そこまで考えていなかったのでしょう。

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