カフェインの副作用、カフェイン中毒の症状や量

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 カフェインは適切な量を摂取すれば様々な恩恵を受けられます。一番有名なのは覚醒作用で、疲労が貯まって集中力が低下したときなど、コーヒーを飲んで集中力を取り戻す人は多いでしょう。

 しかし、とりすぎることでカフェイン中毒と呼ばれる副作用が出る事もあり、最悪の場合死に至る事もあります。

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カフェイン中毒

 カフェイン中毒はカフェインによって引き起こされる中毒で、カフェインを含む食品(主に飲料)の常用で発症するケースが殆どです。カフェイン錠剤等の過剰摂取によって急性中毒を発症する事もあります。
 

症状

 症状には精神的な症状と身体的な症状があります。以下に症状をまとめます。

精神症状: 不安や焦燥感、感覚過敏、一時的な不眠症等。さらに重症化すると、精神錯乱、妄想、幻覚、幻聴を引き起こす事があります。

 うつ病や不安障害、パニック障害等を患っていると重症化しやすいので、カフェインの摂取には注意しましょう。

 
消化器症状: カフェインは胃液の分泌を活発にしますが、この副作用として、特に空腹時にカフェインを摂取すると胃痛や胸焼け、吐き気などを起こす事がありますので、空腹時の摂取には注意が必要です。
 
循環器症状: カフェインには強心作用がありますが、これも副作用として、心拍数の増加や不整脈、動悸、血流の増加を起こす事があります。
 
死亡: 短時間に大量のカフェインを摂取すると、最悪の場合死に至ります。致死量については後述します。
 その他、カフェインで骨が弱くなると言う話を聞いた事があるかもしれません。かつてはそう考えられていましたが、2000年に発表された骨粗鬆症予防・診断・治療に関するアメリカ国立衛生研究所の同意形成会議声明によれば、カルシウムを適切に摂取していればカフェインが原因で骨粗鬆症になる事はないそうです。

依存性

 アルコールやニコチンに比べれば遙かに軽度ではありますが、カフェインには依存性があります。

 大量のカフェインを長期間摂取した後、摂取を中断すると、頭痛、眠気、集中力の減退、疲労感、不安、抑うつ、そしてカフェイン摂取の渇望等の禁断症状が出る事があります。最も多い症状は頭痛で、中断後12~48時間以内に症状が現れ、2~4日で消えます。

 では、具体的にどれくらいの量でカフェイン中毒を発症するのでしょうか?。一般的には

 ・3時間以内に体重の約1/58824を摂取で急性症状を発症
 ・24時間以内に体重の1/4000を摂取で慢性中毒を発症
 ・体重の1/5000を集中摂取で致死量

 と言われます。ただ、これは年齢やカフェイン分解酵素の活量、肝機能等によって違ってきますので、あくまで目安です。

 具体的には体重40kgなら、3時間以内に680mg摂取で急性症状を発症し、24時間以内に1g摂取で慢性症状を発症。800mgの集中摂取で致死量になります。体重と危険な摂取量を簡単にまとめておきます。

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体重(kg) 急性症状(3時間以内) 慢性中毒(24時間) 致死量(集中摂取)
40 680mg 10.0g 8g
50 850mg 12.5g 10g
60 1020mg 15.0g 12g
70 1190mg 17.5g 14g
80 1360mg 20.0g 16g
 中毒症状を発症する量や、致死量は判りました。そこで問題なのが、飲み物に含まれるカフェインの量です。徹夜仕事などでお世話になるドリンク剤のカフェイン含有量をまとめておきます。

ドリンク剤
商品名 カフェイン含有量
強強打破 170mg
モンスターエナジー 144mg
眠眠打破 120mg
メガシャキ 100mg
ブラックブラック 100mg
レッドブル 80mg
 この他、ユンケルやリポビタン、リゲインには50mgのカフェインが含まれます。では普段飲んでいるコーヒーやお茶にどれくらいのカフェインが含まれているのでしょうか?。

飲み物
商品名 カフェイン含有量(100ml中)
玉露 120mg
コーヒー(ドリップ) 60mg
紅茶 20mg
煎茶 20mg
ウーロン茶 20mg
 缶コーヒーは製品によって差があり、185ml缶で70mg~160mg程度。緑茶やウーロン茶は500mlのペットボトル1本で100mg程度です。

眠気除去薬
商品名 カフェイン含有量(1錠、または1回分)
エスタロンモカ12 200mg
エスタロンモカ内服液 150mg
エスタロンモカ 100mg
 こうしてみると、一般的にカフェイン中毒のハードルは高いと言って良いようです。例えば、体重60~70kgの成人が急性症状を発症するためには、3時間以内に眠眠打破を10本飲まなければなりませんし、慢性中毒ならば更にその10倍の量を24時間で、致死量はほぼ同じ量を集中摂取する必要があります。

 ただし、体重の軽い人はそのハードルが下がります。体重が40㎏以下の人は注意しましょう。特に、眠気除去薬を立て続けに摂取すると、一気に危険ラインに近づきます。

死亡

 死亡例については2015年12月現在、日本での報告は1例のみ。アメリカでも10数件程度です。

カフェインアレルギー

 少量のカフェインでも精神症状や消化器、循環器症状等のカフェイン中毒症状を発症する、カフェイン過敏症と言うのがあります。カフェイン耐性の低い人が発症し、カフェイン・アレルギーとも呼ばれ、白人には比較的カフェイン耐性の低い人が多いそうです。

治療

 カフェイン中毒には解毒剤や拮抗薬がありません。基本的には安静にして、カフェインが体内から分解、代謝され、効力を失うのを待ちます。ちなみにカフェインの血中濃度は4.5~7時間ごとに半減します。症状が消えれば休養を取って、心身を休ませることが第一とされています。

 もし症状が重い場合は医療機関を受診し、緊急を要するならば救急車を呼んでください。

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