ペットボトル症候群の症状と対策、カロリーゼロなら大丈夫?

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 熱中症の予防にはこまめな水分補給が必要ですが、一歩間違うと、この水分補給が思わぬ事態を引き起こしてしまう事があります。その、思わぬ事態とはペットボトル症候群です。

 ペットボトル症候群とは、スポーツドリンクや清涼飲料水などを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病で、正式名称はソフトドリンク・ケトアシドーシス(清涼飲料水ケトーシスとも呼ぶこともある)といいます。

 糖尿病性ケトアシドーシスの症状となった若い人達の多くが、ペットボトルで清涼飲料水を飲んでいたことから命名されました。

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 成人が1日に必要とする糖分は20~40グラムと言われます。しかし、市販の清涼飲料水やスポーツドリンクにはかなりの糖分が含まれています。例えば

コカ・コーラ 糖分65グラム(角砂糖16個相当)
カルピスウォーター 糖分66グラム(角砂糖17個相当)
ファンタオレンジ 糖分60グラム(角砂糖15個相当)
CCレモン 糖分55グラム(角砂糖14個相当)
午後の紅茶レモンティ  糖分32.5グラム(角砂糖8個相当)
アクエリアス 糖分23グラム(角砂糖6個相当)
 数字は全て500ml換算(角砂糖1個=4グラム)ですが、スポーツドリンクでも、2本飲めば1日の必要糖分量を超えていまいます。そのため、熱中症の予防にとスポーツドリンク等を大量に摂取すると、ペットボトル症候群を発症する恐れがあります。

ペットボトル症候群の症状

 症状は基本的に糖尿病と同じで、

 ・喉の渇き
 ・倦怠感
 ・体重の急激な減少

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 など。怖いのは、喉の乾きを単なる水分不足と誤認し、更に清涼飲料水を飲むことで更なる症状の悪化を招く悪循環に陥る事です。

 最悪の場合には、糖尿病性ケトアシドーシスとなり、「多尿」「嘔吐」「腹痛」「意識混濁」「昏睡(糖尿病性昏睡)」から死亡に至る事もあります。

 もし「喉がよく乾く」「頻尿」「疲れがとれない」「急激な体重減少」「食べても満腹感がない」などの自覚症状があったら、(急性)糖尿病の疑いがあるため、一度病院で診察を受けることをお勧めします。

カロリーゼロとカロリーオフ

 最近「カロリーオフ」や「カロリーゼロ」を表記した商品が増えています。しかし、これは糖分ゼロと言う事ではありません。100mlあたりの糖質が2.5g以下であればカロリーオフ、0.5g以下であればカロリーゼロと表記しても良いことになっているのです。決してカロリーがない、糖分が含まれないと言うことではありませんので注意して下さい。

 また、カロリーゼロとカロリーオフ商品では、体内で吸収しにくくエネルギーになりにくい人工甘味料を使っていますが、こうした人工甘味料を体内に過剰摂取することに対し、腎臓機能障害を始めとするさまざまな人体への影響が懸念されています。

ペットボトル症候群の対策

 ペットボトル症候群にならないための対策としては、

・糖分の多い炭酸飲料やジュース類を控える。
・スナック菓子など喉の乾きやすい食べ物の摂取を控える。
・水分補給にはミネラルウォーターを。
・スポーツドリンクは1日500ml1本までにする。

 が挙げられます。スポーツドリンクは1日500ml1本では足りないという場合、水で2~3倍に薄めると良いでしょう。

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