尿の色が濃い、茶色や赤になる原因は疲れ?、肝臓?、妊娠?

 尿は体内の老廃物を体外へ排出するため、腎臓が血液を濾過することで作られます。

 その尿、なんだかいつもと色が違う、と思った事はありませんか?。尿の色は、健康な時は淡い黄色です。これが濃い茶色や、赤くなっていたりする場合、体に何らかの異変が起きている可能性があります。

スポンサードリンク

乳白色、白濁

 乳白色や、濁った尿は膿尿と呼ばれたりします。この場合考えられる原因は、尿路感染症とネフローゼ症候群です。
 

尿路感染症

 原因の一つは、尿道や尿管、または腎臓など尿の経路で細菌に感染、膀胱炎や尿道炎を起こ事です。

 尿路感染症になると、頻尿になったり、排尿時に痛みを感じたり、腹痛や発熱の症状が出ることもあります。ただし、膿尿だけのこともあります。

 膿尿が続くようなら、その他の症状が無くても(あれば勿論)医療機関を受診して下さい。

参考:おしっこ(尿)が濁っている | 泌尿器科 | 五本木クリニック
 

ネフローゼ症候群

 ネフローゼ症候群は、尿にタンパクが大量に出てしまう病気です。その結果尿が濁ったり、泡だったりします。

 そして、血液中のタンパク質が不足(低たんぱく血症)し、むくみや体重の増加、だるさ等の症状が出ます。

 もし尿が濁ったり泡だったりして、むくみ等の自覚症状があったら、医療機関を受診して下さい。

参考:ネフローゼ症候群

濃い黄色、オレンジ

 脱水状態や、ビタミンB2を大量に摂取した時、尿の色が濃い黄色やオレンジ色になります。
 

脱水症状

 朝一番の尿、大量に汗をかいた後など体の水分が不足すると尿の色が濃くなります。直ぐに水分の補給をすれば問題ありませんが、その状態を放置していると体温が上昇、頭痛、そして痙攣などの症状が出ます。夏場は特に注意が必要で、もし尿の色が濃くなってたら、速やかに水分補給して下さい。最悪の場合、命にかかわります。

 妊娠しているときも尿が濃くなることがありますが、殆どの場合は脱水が原因です。
 

ビタミンB2

 ビタミンB2を含む食べ物を大量に摂取したり、ビタミンB2の入ったサプリメントを飲むと濃い黄色(蛍光色)になります。

 これは体内で余ったビタミンB2を排出しているのであって、特に問題はありません。ビタミンB2は水溶性ビタミンで、必要以上に摂取したとき余った分が排出されるのです。

 ビタミンB2を多く含む食品は

 ・レバー
 ・ハツ
 ・鰻
 ・すじこ
 ・鯖
 ・納豆
 ・イクラ
 ・タラコ
 ・卵

 等です。

 赤色から赤褐色の尿が出るのは、下剤などの薬や、赤い色素を含んだ飲食物の影響の場合と尿に血が混ざる場合があります。

 薬や飲食物ならいいのですが、問題は血尿の場合。これは尿路結石や癌、腎臓の外傷などが考えられます。
 

尿路結石

 血尿で一番多いと言われるのが尿路結石。膀胱、尿管、腎臓など尿の経路に小さな石が出来る病気で、石が出来る場所によって尿道結石、膀胱結石、尿管結石、腎臓結石に分類されます。

 結石が腎臓の中にある間は血尿や痛みが出ないこともありますが、尿管に落ちると痛みを感じ、粘膜が傷ついて出血します。もし血尿が出て激しい痛みを感じたら、直ぐに内科か泌尿器科を受診して下さい。

参考:尿路結石症|札幌の仁楡会病院
 

 腎臓癌、膀胱癌、前立腺癌、尿管癌など尿経路の癌でも血尿が出ます。出血は一過性の場合もあります。血尿に気がついたら、必ず医療機関を受診するべきです。
 

腎臓の外傷

 転落したり衝突するなどして腎臓に強い衝撃が加わったとき、血尿が出ることがあります。
 

ストレス

 ストレスで血尿が出る、と言う話を聞いたことがあるかも知れません。しかし、ストレスが原因で直接血尿が出る事は無いと言われています。

 では何故そのような話があるかというと、尿路結石の原因の一つがストレスだと言われていることと関係しているようです。

 他に乳白色、白濁の所でも取り上げた尿路感染症、ネフローゼ症候群でも血尿が出ることがあります。

スポンサードリンク

褐色(ワイン、コーラ色)

 激しい運動をした後や、肝臓の機能低下、溶血性貧血の場合ウーロン茶のような色になる事があります。場合によっては、もっと濃いワインやコーラのような色になることも。
 

ミオグロビン尿

 筋肉組織が破壊されて、ミオグロビンと言う物質が大量に血中に流出、尿として排出されるのをミオグロビン尿と呼び、コーラのような色になります。

 問題は筋肉組織が破壊される理由です。激しい運動、特に普段運動しない人が急に運動したときなどに起きることがあります。運動が原因ならば、殆どの場合休息すれば自然に回復します。

 しかし、運動が原因でない場合、心筋梗塞や様々な筋肉の疾患が原因となることがあります。

参考:尿中ミオグロビン | SRL総合検査案内

 もし、激しい運動などをしていないのに、濃い褐色の尿が出たら医療機関を受診して下さい。
 

肝機能低下

 肝臓の機能が低下すると、胆汁を作る能力が低下。胆汁の材料となるビリルビンと言う物質がそのまま血液中に出て、体には黄疸が出て、尿は濃い黄色から褐色になります。

 黄疸が出て尿の色が濃い黄色~褐色だったら、肝機能の低下、何らかの肝臓の病気になっている可能性があります。内科を受診して下さい。

参考:肝臓の症状:尿と便の色から紐解
 

溶血性貧血

 溶血性貧血とは、赤血球が破壊される事で起きる貧血です。原因は様々で、かなり希な病気ですが、この病気になると白目に黄疸が出たり、尿が茶褐色になります。また、激しいスポーツをした後に起きることもあります。

 スポーツが原因である場合は、休息することで回復します。そうで無い場合は一度医療機関を受診して下さい。

参考:溶血性貧血|KOMPAS – 慶應義塾大学病院KOMPASM

無色透明

 尿が濃くなるのとは逆に、無色透明になることがあります。一見問題ないように見えますが、実は糖尿病の可能性があります。

 糖尿病になると血液中のブドウ糖の量が増え、これを薄めるため体は水分を欲しがるようになります。糖尿病になると、喉が渇く理由がこれです。そのため大量の水分を摂取すするようになり、結果薄まった無色透明の尿が出るようになります。

 もし、

・1週間程度無色透明の尿が続く
・喉が渇きやすい
・尿から甘いにおいがする
・尿が泡立ち、中々消えない

 と言った症状があったら、一度医療機関を受診しましょう。

まとめ

尿が乳白色や白濁している場合、考えられる原因は
・尿路感染症
・ネフローゼ症候群

濃い黄色、オレンジの場合は
・脱水症状
・ビタミンB2

赤い場合は
・尿路結石
・癌
・腎臓の外傷

褐色(ワイン、コーラ色)の場合は
・激しい運動
・心筋梗塞
・様々な筋肉の疾患
・肝機能低下
・溶血性貧血

無色透明の場合は
・糖尿病

スポンサードリンク

この記事が役に立ちましたら、1日1回クリックを。
ブログランキング・にほんブログ村へ
または、SNSで共有して頂けると励みになります