子供や赤ちゃんがインフルエンザにかかったら

 インフルエンザは、通常5~7日で回復する病気ですが、対応を間違えると長引いたり重症化します。また、痙攣や意識障害、異常行動がある場合、合併症の恐れもあります。

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赤ちゃんがインフルエンザにかかったら

 もし、

・突然38℃以上の高熱が出る
・食欲低下(ミルクの飲みが悪くなる)
・だるさ、関節痛、筋肉痛(グズグズと泣く)
・その後、鼻水と咳

 等インフルエンザの典型的な症状が出たら、最初に何をしたら良いのでしょうか?。基本的な対処法は大人と同じです。
 

病院

 まず最初にするべきは、病院を受診する事です。自己判断で薬などを与えず、必ず病院を受診して下さい。
 

夜間の場合

 もし症状が現れたのが夜間だったら、救急車を呼んだ方がいいでしょうか?。

 生後2ヶ月までの赤ちゃんが38度以上の熱を出したら救急病院を受診して下さい。

 生後3ヶ月以上で発熱など、典型的なインフルエンザの症状だけで、水分補給も出来て眠れているなら翌日の受診で構いません。ただし、40度以上の高熱が出ていたり、

・痙攣が続く
・異常行動がある
・意識がもうろうとしている
・水分も摂れない
・呼吸が速い

 と言った症状があったら、救急病院を受診して下さい。これらの症状は、かなり重いか、もしくは合併症の可能性があります(合併症については後ほど触れます)。

参考:赤ちゃんのインフルエンザ症状と対処/新生児も要注意 – マーミー
 

服装

 ここからは家庭で気を付ける事です。

 まずは服装。厚着をさせたりする必要はありません。逆に高熱時には薄着にして、アイスノン等をわきの下、首筋、股にあてて体を冷やして下さい。
 

水分

 高熱や下痢、嘔吐などが続くと、体から水分が失われて脱水症状を起こしてしまいます。こまめに水分補給をしてあげましょう。
 

温度と湿度

 室内の湿度を40%~60%に、温度を18℃以上に保ちます。ウィルスは低温と乾燥を好みますし、乾燥していると喉や鼻の粘膜を傷めやすくなります。
 

お風呂

 汗をかいたからと、お風呂に入れるのは良くありません。これも大人と同じで、熱が上がってしまうこともあるので、体を拭いてあげるだけにして下さい。
 

解熱剤

 インフルエンザで高熱が出るのは、熱でウィルスと戦うためです。そのため、解熱剤で熱を下げでしまうと、かえって回復が遅れたりします。また、タイミングによっては解熱剤が効果を発揮しないことも。

 しかし、高熱のために眠れない、ミルクも飲めないと言う場合は一時的に熱を下げるために解熱剤を使うことがあります。

 ただし、ロキソニンやアスピリン等の大人に使う解熱剤を子供に使うと、インフルエンザ脳症を発症する確率が高くなる事が知られています。そのため、高熱があるからと、家にある解熱剤を子供に使うのは危険です。必ず病院で、子供にも使える安全な解熱剤を処方して貰って下さい。

参考:解熱剤の上手な使い方その1 | くぼこどもクリニック ブログ

合併症

 インフルエンザは安静にしていれば通常5~7日で回復する病気ですが、合併症を併発した場合そうはいきませんし、最悪命にかかわります。特に子供や赤ちゃんに発症しやすい合併症もあります。
 

中耳炎

 インフルエンザの合併症で多いのが中耳炎。ウィルスや細菌が中耳に入って炎症を起こす病気です。

 耳が痛むためにグズグズと泣き続け、耳を頻繁にいじったり、逆に耳を触られるのを嫌がっていたら急性中耳炎の可能性があります。
 

インフルエンザ脳症

 インフルエンザに感染して発熱後、脳が炎症を起こして脳炎と同じような症状が出るのがインフルエンザ脳症です。2014年のデータでは、発症者の6割が0~9歳までの子供でした。

 症状としては、意識障害と、0~4歳では痙攣が多く見られます。

 命を落とすこともあり、後遺症が残ることもある病気なので、意識障害や10分以上痙攣が続いたら医療機関を受診して下さい。

参考:インフルエンザ脳症について – 国立感染症研究所
 

気管支炎

 熱が下がらず咳が続く場合、気管支炎の可能性があります。最初は乾いた咳から、次第に痰が絡んだ湿った咳になります。

 気管支炎の症状が出るのは、インフルエンザの症状が出てから2~3日後です。兆候を感じたら医療機関を受診して下さい。悪化すると肺炎を発症します。
 

肺炎

 ウィルスや細菌が肺に感染、炎症を起こします。高熱と激しい咳、呼吸が荒く苦しそうなら肺炎の疑いがあります。

 入院が必要なケースが多い病気なので、こちらも早めに医療機関を受診して下さい。

参考:医療法人清友会笠松病院 子供のインフルエンザ

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