火山噴火による被害、災害の色々

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 岐阜と長野の県境にある御嶽山(3067メートル)が27日午前11時53分頃に噴火しました。御嶽山の噴火は2007年以来7年ぶりで、気象庁は同日噴火警戒レベルを平常の「1」から、入山を規制する「3」へと引き上げ、周辺地域に警戒を呼びかけています。

 日本は地震もそうですが火山も多い国です。火山が噴火した時の事も知っておいた方が良いでしょう。

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噴石

 噴火で怖いのは、まず”噴石”です。火口から放出される岩石片はそのサイズによって火山灰(直径2mm以下)、火山れき(直径2~64mm)、火山岩塊(直径64mm以上)などに区分されますが、気象庁は一括して噴石と呼んでいます。

 大きさは噴火の規模や火口からの距離によっても違いますが、火口付近ではそれこそ自動車大の巨大なものも珍しくありません。通常は火口から数km程度まで到達する場合があるため、活発な噴火が始まると火口から2~4kmの範囲は立ち入りが規制されます。また、噴煙とともに上空まで運ばれた噴石は、風に流されて10km以上離れた地点に落下することもあるため風下では注意が必要です。

火砕流

 次に、高温の溶岩片、火山灰、火山ガスなどが一体となって斜面を高速で駆け下る”火砕流”。大きな噴火で噴き上がった噴煙が崩れ落ちる場合と、急な斜面の近くに出来た溶岩ドームが崩れ落ちて火砕流となる場合がありますが、そのいずれも高温で高速であるため大惨事となります。

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 1991年6月3日に発生した雲仙普賢岳の火砕流では43名が犠牲となりました。下の動画はその雲仙普賢岳で、火砕流発生の瞬間から消滅するまでを克明に捉えた貴重な映像です。溶岩ドームが崩れて火砕流が発生する様子がはっきり映っています。

溶岩

 そして”溶岩”。火砕流などに比べて速度は遅いものの、温度は1000℃を超え、進路上の建造物を破壊して火災を発生。流れが停止しても、完全に冷え固まるには数年以上かかるので、その間建物を作ることは出来ず復興を妨げます。

火山ガス

 更に、炭酸ガス、二酸化硫黄、硫化水素など有毒な”火山ガス”。これらは空気よりも重く、斜面に沿って低地にたまって被害をもたらします。2000年に噴火した三宅島では、全島避難した後に大量の二酸化硫黄のガスが発生。ガスの噴出はその後4年続いたため、島民は4年半もの間帰島することができませんでした。

 その他、細粒の火山灰が降り積もった所に雨が降り、雨水が浸透できず急流となって土石流が発生。
 冬の積雪期に火砕流が発生すると、その熱で雪が溶かされ、水・火山灰・岩石片が一体となって沢筋などに沿って斜面を駆け下る”融雪泥流”などの現象もあります。

 これらの現象が全て同時に発生するわけではありませんが、この内のいくつかが同時に起こる場合や、順次移り変わっていくことはよくあることです。

 とにかく、噴火によって発声する災害は速度が速く広範囲に広がりますので、防災情報を確認しながら、可能な限り速やかに火口から距離を取りましょう。特に風下は要注意です。最新の情報は内閣府防災のツイッターでも入手出来ます。

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