お彼岸とお盆の違いとは?。どちらか一方じゃ駄目なの?

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 夏の行事というと「お盆」ですね。そして、夏が過ぎると「お彼岸」が来る。どちらも似たような仏教の行事だったような気がするし、なぜ短期間に2度も同じような行事があるのか?。そもそもお彼岸とお盆ってどう違うのでしょう?。

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お盆

 お盆は旧暦の7月13日から16日までの間、祖先の霊を迎え、供養し、そして送り返す行事です。

 日本に元々あった祖先信仰の風習に、中国から伝来した仏教の盂蘭盆が合わさった神仏習合の行事です。次第に仏教色が濃くなり、今ではすっかり仏教行事となっていますが、実は仏教の教えにない内容が含まれています。そもそも、メインとなる祖先の霊が戻ってくると言う考えは、中国の道教に由来する物で、仏教の教えではありません。

お彼岸

 お彼岸は、春分の日、秋分の日を中心として、その前後三日の計七日間で、年に2度やってきます。

 「彼岸」とは仏教用語で「向こう側」を意味し、極楽浄土を指す言葉です。極楽浄土は西にあると考えられており、太陽が真西に沈むこの日は極楽浄土に最も近づく日であるため、法要などが行われる、仏教にとって重要な日となりました。この期間中に行う仏教行事を「彼岸会」と呼びます。

 ちなみに、お彼岸は日本特有の習慣です。

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お彼岸とお盆の違い

 お彼岸とお盆は共に仏教行事ですが、期間は勿論、その目的が明確に違います。

期間の違い
お盆: 旧暦の7月13日から16日まで。
お彼岸: 春分の日、秋分の日を中心として、その前後三日の計七日間。
由来の違い
お盆: 中国から伝わった仏教の盂蘭盆、そして道教、日本古来の風習が習合した。
お彼岸: 中国から仏教が伝わった後、浄土思想で信じられている極楽浄土が西にあるとされていることから始まった。
目的の違い
お盆: 祖先の霊を迎え、供養し、送り返す(ただし、浄土真宗ではこの考え方はありません。元々仏教の教えにはないものだからです)。供養が主目的。
お彼岸: 祖先の供養と共に、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める、修行が目的。
 最大の違いは、その目的です。お盆は、あの世から戻った祖先の霊を迎え、供養し、また送り返す、供養のための行事です。
 それに対して、お彼岸は、あの世に自分の方から近づく、近づけるように修行する期間と言う事になります。
 最後に
 お盆から秋のお彼岸までは一ヶ月あまり。この間行ったばかりなのにまた墓参り?、と思われるかも知れませんが、二つの行事は目的が全く違います。どちらも仏教の大切な行事ですので、どちらか一方だけで良いと言うことはありません。
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