お盆とは、その由来と意味。浄土真宗の場合は?

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 お盆とは、旧暦の7月15日を中心に行われる、祖先の霊を祀る行事です。明確な起源は不明ですが、日本では、8世紀ごろには「夏に祖先供養を行う」という風習が確立されていたと言われています。

 一般に仏教の行事と思われがちですが、実は様々な宗教や風習が混在しています。

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お盆の由来

 元々1年に2度、初春と初秋の満月の日に祖先の霊が子孫のもとを訪れて交流すると言う行事が、初春のものが正月の祭となり、初秋のものが仏教行事の盂蘭盆(うらえぼん)と習合、仏教の行事として行なわれるようになった、と言うのが定説です。

 「お盆」と言う名称の由来はこの盂蘭盆。餓鬼道に落ちた母親を救ったお釈迦様の弟子、目連尊者の伝説に由来し、安居(あんご)の最後の日、旧暦7月15日を盂蘭盆とよんで、父母や祖霊を供養し、倒懸(とうけん)の苦を救うという行事です。

 盂蘭盆が日本に伝わったのは6世紀頃と言われ、8世紀ごろには、夏に祖先供養を行うという風習が確立。長く貴族や僧侶などによる宮中行事でしたが、江戸時代に庶民の間にも広がりました。

迎え盆と迎え火

 13日は迎え盆です。夕刻に菩提寺とお墓に参り、祖先の霊を迎える事を「精霊迎え」と言います。この時に霊が迷わず帰ってこられるよう、目印として焚くのが「迎え火」です。

送り盆と送り火

 16日は送り盆です。お盆の間一緒に過ごした祖先の霊を送り出すことを「精霊送り」、この時に焚く火を「送り火」と言います。有名な京都の「大文字焼き」も送り火の一種です。
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お盆のお供え物

 精霊棚、又は盆棚とも言われる棚に位牌を安置し、お供えをします。
 茄子で作った牛や胡瓜の馬は「精霊馬(しょうりょううま)」と言われ、ご先祖様の霊が牛に荷を引かせ、馬に乗って行き来するという言い伝えによるものです。

新盆、初盆

 故人の四十九日の忌明け後、最初のお盆を特に初盆(はつぼん、ういぼん)または新盆(しんぼん、にいぼん、あらぼん)と呼び、特に厚く供養する風習があります。

 詳しくは「初盆・新盆はいつものお盆と違う?。香典の金額やマナーは?」をご覧下さい。

浄土真宗のお盆

 浄土真宗では、お盆に盆提灯を飾ったり、迎え火や送り火を焚いたり、精霊棚や精霊馬を用意したりするようなことは一切しません。

 最初に書いたように、お盆は仏教の行事に様々な宗教や風習が混在して今日に至っています。浄土真宗では、そのうち仏教に由来しない物を除いています。例えば、お盆になると地獄の釜の蓋が開いて先祖の霊が帰って来る、という教えは道教に由来すると言われ、仏教の教えにはありません。

 浄土真宗では、「こうしなければいけない」と言う事が少なく、「必要が無いからやらない」事が多いのだといいます。では、何をするかというと、「亡くなられた方をご縁として無常を見つめ、真剣に仏法を聞かせていただく日」とされ、お坊さんを呼んで読経してもらったり、お盆法要に参加します。

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